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干ばつに苦しむ農家を救う、作物残渣のアップサイクル!自然由来の超吸水性ポリマー「EF Polymer」

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私たちが毎日の暮らしで何気なく捨てている果物の皮や搾りかす、野菜くずといった「作物残渣(ざんさ)」。これらは長い間、使い道が見い出せず、廃棄されることが当たり前でした。「ごみ」として燃やされ、灰と煙となって消えていく…でも、この作物残渣が、干ばつに苦しむ世界中の農家さんを、農業の未来を救うとしたら、どう思いますか?

今回は、捨てられるはずだった畑のごみから、100%自然由来の超吸水性ポリマーを作っているテックカンパニー「EF Polymer」さんについてお話ししたいと思います。自然の恵みを、自然に還す ―そのやさしい循環こそが、持続可能な農業につながる。この記事が、皆様にとって、暮らしの中に眠る小さな循環に気づくキッカケになれば嬉しいです。

オレンジやバナナの皮などの作物残渣(ざんさ)をアップサイクルし、100%自然由来の超吸水性素材(EFポリマー)を開発している沖縄発のスタートアップ企業です。

このポリマーを農地に撒くだけで、最大40%の節水と20%の肥料削減が可能となり、水不足やコスト高に苦しむ農家さんの支援につながります。さらに、自然由来であるため、使用後は約1年で完全に土へ還ります。環境負荷がなく、資源循環にもつながる革新的な素材です。安全性の面でも高く評価されており、農業分野だけでなく、化粧品や生理用ナプキン、保冷剤などの日用品への応用研究も進んでいます。

参考:EF Polymer株式会社「ホームページ」

おとぼけ地蔵
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環境省の令和3年度 環境スタートアップ大臣賞の受賞や、経済産業省の育成支援プログラム「J-Startup」への選定など、国からも大きな期待が寄せられています。

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2. 世界の農業に迫る危機

農業は食料生産の基盤であり、私たちの日々の食卓を支えています
しかし現在、地球温暖化に伴う気候変動によって、世界各地の農業が危機的状況にあります。

2-1. 農地を脅かす「干ばつ」 

現在、気候変動による「干ばつ」が世界各地で起きており、水源の枯渇や農作物の不作、家畜被害など、食料生産そのものに深刻な影響を与えています。干ばつの頻度と期間は、2000年以降、世界全体で29%増加したと報告されています特に、ケニア、ソマリア、エチオピアを含む「アフリカの角」地域は、過去40年で最悪レベルの干ばつが続き、約2,500万人もの人たちが飢饉の危機に直面しています(2025年末時点)。
海外からの食料輸入に頼っている日本も、決して他人事ではありません。また、近年では、日本国内でも記録的な猛暑や少雨による「渇水」が起きており、農作物の収穫量や品質に影響が出ています。

参考:NGOグリーンピース「世界各地で水不足と干ばつが問題に」

参考:国連UNHCR協会「緊急事態『アフリカの角』気候変動と食料危機」

2-2. 農家さんを悩ませる「隠れたコスト」

農業を営む人たちにとって、水不足は切実な問題です。そこに追い打ちをかけているのが、農作物の生育に欠かせない「肥料」の価格高騰です。
日本は、食料だけでなく、化学肥料も大量に輸入しています。主原料である窒素・リン・カリウムに至っては、ほぼ100%海外に頼っているため、国際価格や運輸コストの影響を受けやすいのです。その結果、2022年には肥料価格が約40%も上昇し、多くの農家さんの経営を圧迫しました。

馬三郎
馬三郎

農家さんの経営が苦しくなると、農業の担い手そのものが減ってしまう…そうなれば、食料生産がますます不安定になってしまうんだ。

参考:農林水産省「肥料をめぐる情勢(令和5年5月)」

2-3. 山のように捨てられる「作物の欠片」

干ばつと水不足による食料危機が懸念される一方で、私たちは、果物の皮や搾りかす、野菜くずといった「作物残渣(ざんさ)」を大量に捨てています。便利な化学肥料が主流となった現代の農業では、その多くが使い道のない「ごみ」として処理されているのです。当然、焼却処理すればCO2が発生します。それが地球温暖化を加速させ、結果として、さらなる干ばつや水不足につながっています

けれど、昔の農業では、作物残渣は捨てられることなく、「堆肥(有機肥料)」として有効活用されていました。畑のごみを価値ある資源として見直す。そこに、農業の未来を守るヒントがあるのかもしれません。

3.「EF ポリマー」の3つの魅力!

EFポリマーは、「干ばつで水不足に悩む農家さんを助けたい」とう想いから生まれた新しい素材。
干ばつに苦しむ世界中の農家さんを、そして、農業の未来を救うポテンシャルを秘めています。

おとぼけ地蔵
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国内外で高く評価されており、日本・インド・フランス・アメリカを中心に多くの農家さんに導入されています。

参考:AGRI JOURNAL「土壌の保水力・保肥力を向上させる『EFポリマー』」

Point 1:農家さんを救う、圧倒的な保水力

EF ポリマーは、自重の約50倍もの水を蓄えられる超吸水・保水力を持っています。
農地に混ぜ込むことで土の保水性が向上し、雨が少ない期間でも、農作物を乾燥から守ってくれます。また、蓄えた水分を植物の根が必要とするタイミングでゆっくりと放出してくれるため、水を効率よく活用できます。これにより、農業用水の使用量を最大40%削減できるとされています。降水量の少ない地域や干ばつに苦しむ農家さんにとっては、大きな救いとなります。

Point 2:農家を救い、土に還るアップサイクル

EFポリマーの最大の特長は、オレンジやバナナの皮などの「作物残渣(ざんさ)」から作られている点です。一般的な石油由来の吸水性ポリマーは高性能である一方、土壌に化学成分が残留してしまうため、使い続けると土中の生態系に悪影響が出てしまいます。
対照的に、100%自然由来のEFポリマーは、使用後、約1年かけてゆっくりと土へ還ります。さらに、分解後は土壌微生物の働きを活性化し、健康な土づくりにもつながるとされています。これが、水だけでなく、肥料の使用量をも削減できる理由です。

しかも、本来捨てられるはずだったものを活用しているため、廃棄物削減にもつながります。農地や食品工場から出た作物残渣を回収→EFポリマーに加工→農家さんの畑で使用→作物残渣を回収→再びEFポリマーの原料へ。このような資源循環の仕組みを世界中に広げることができるのです。

おとぼけ地蔵
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独自技術によりシンプルな製造方法を確立しているため、従来品とそう変わらないリーズナブルな価格で提供されています。

Point 3:環境にも、肌にもやさしい

EFポリマーの可能性は、農業だけにとどまりません。100%自然由来・完全生分解性という特性を活かし、身近な日用品への応用研究も進んでいます。
特に、「肌にもやさしい」ことから、紙おむつや生理用ナプキン、化粧品などの衛生用品への利用が期待されています。こうした製品に含まれる化学合成ポリマーをEFポリマーに置き換えることができれば、私たちの暮らしで使うさまざまなアイテムを「環境にやさしいもの」に変えられるのです。

おとぼけ地蔵
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豊田合成さんや綜研化学さんなど、多くの企業と協業しながら、EFポリマーを使った製品開発が進めれられています。

4. 結び

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

捨てられるはずだった果物の皮や搾りかすが、干ばつに苦しむ農家さんを支え、農業の在り方そのものを変えようとしている。そんな夢のような話に驚かれた方もいらっしゃったかもしれません。でも、昔の日本、江戸時代の暮らしには、こうした自然の恵みを活かす「もったいない」の知恵が、当たり前にありました。それらは、現代を生きる私たちの暮らしの中にも、きっと眠っているはずです。
野菜の皮や芯を小さく刻んでスープに、コーヒーかすを脱臭剤や虫除けに、生ごみをコンポストで堆肥に。捨てる前に、一度立ち止まって「他に使い道はないかな?」と考えてみる ―そうした何気ない行動が、小さな循環を生み、やさしい未来をつくります。EFポリマーの物語が、たった一人の「助けたい」という気持ちから始まったように、私たちの一歩も、必ず誰かの支えにつながっているはずです。

自分に優しく、人に優しく。
自分貢献から他者貢献、そして、社会貢献へ。
それが回りまわって、皆様自身や家族にとって優しい社会になるのだと、私は信じています。

ABOUT ME
おとぼけ地蔵
おとぼけ地蔵
エンジニア / 副業ブロガー
ご覧くださり、ありがとうございます。 1988年九州生まれのエンジニアです。 現在は大阪在住。半導体業界で働かせて頂いております。バリバリの理系ですが、少しだけ経営学も嗜んでおります。 健康や心の平穏に重きを置いており、身の丈に合った慎ましいミニマル生活を心掛けております。また、和のテイストが大好きです。
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