食べることから全てが始まる!「グッドネーバーズ・ジャパン」と共に、子どもたちが食べることに不自由しない社会を目指そう!

皆様、こんにちは。
「食事」は、生きものにとって最大の関心事です。食事は、生きていくために不可欠な行為だからです。しかし、私たち人はそこに、それ以上の意義を見い出してます。誰もが、美味しい料理を食べたとき、楽しい食事をしたとき、満たされたような幸せを感じた経験があるでしょう。安藤スポーツ・食文化振興財団と日清食品さんが共同で実施した「食の楽しさと多様性に関わる満足度調査(2023年)」でも、食事を楽しんだ人、健康的な食事ができた人、食事の種類に豊富な選択肢があった人は、幸福の実感が高いことが示されています。更に、食事で幸せを感じることが多い人は、健康や人間関係・仕事での満足度も高い傾向にありました。
しかし、誰もがその幸せを享受できるわけではありません。悲しいかな、世界には貧困が存在しています。開発途上国や後進国だけの問題ではありません。私たちの住む日本でも、子どもの約9人に1人が相対的貧困状態にあり、食事に不自由を感じています。そこで、今回は、「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」を目指し活動されている認定NPO法人「グッドネーバーズ・ジャパン」さんについて、ご紹介したいと思います。この記事を読んでくださった皆様が、世界の貧困問題や未来を担う子どもたちの幸せ、そして、私たちが当たり前に享受している食事の有難みに、少しでも関心を持って頂けたら幸いです。
▼寄付によるNPO法人「グッドネーバーズ・ジャパン」へのご支援はこちらから
=目次=
1.「グッドネーバーズ・ジャパン」って、どんな団体?

国際組織グッドネーバーズ・インターナショナルの一員として、国内外を問わず、支援を必要とする子どもたちを守る活動をしている認定NPO法人です。世界20万人以上の「子どもスポンサー」と共に、アジアやアフリカを含む40ヵ国以上で、子どもの権利を守る支援や地域開発、緊急支援活動を行っています。
また、日本国内では、「グッドごはん」事業を中心に、ひとり親世帯を対象とした支援を行なっており、累計で2億6,000万円相当の食品を利用者に配付しています(2022年末時点)。
=ビジョン=
子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会
=ミッション=
国内外のパートナーと共に、貧困及び差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く

母体であるグッドネーバーズ・インターナショナルは、災害、飢餓、紛争などで傷つき苦しんでいる世界中の人たちの人道・開発支援を目的に、1991年に韓国で設立された国際NGO団体です。
参考:認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン「ホームページ」
参考:PRTIMESプレスリリース(2023年12月26日)
2. 子どもの貧困、貧困の連鎖
貧困は、戦争や紛争、災害、病気、不安定な情勢、資源不足など様々な要因によって引き起こされます。貧困は、決して発展途上国や後進国だけの問題ではありません。私たちの住む日本にも「相対的貧困」と呼ばれるものがあります。これは、所得(等価可処分所得)の中央値の半分に満たない経済状況のことを指し、厚生労働省の2022年度調査報告によれば、日本のひとり親家庭の44.5%(約60万世帯)、日本の子どもの約9人に1人が「相対的貧困」状態にあることが分かりました。経済的な貧しさは、毎日の食事や医療アクセスなどの生活面での困り事だけでなく、子どもの学習・体験機会を奪うことにも繋がります。これらの機会格差は、子どもの学力格差や進学格差を生み、将来的な職業選択にも影響を及ぼします。そして、貧困は親から子へ、子から孫へと連鎖していきます。

出典:日本財団ジャーナル「なぜ世界から貧困(ひんこん)はなくならない?」
ひとり親家庭の貧困、それに連なる子どもの貧困は、当事者たちだけの問題ではありません。少子化の進む日本でこの問題を放置していると、国や地域社会、企業を支える人材の損失に繋がります。だからこそ、私たち1人ひとりがこの問題に意識を向け、社会全体で貧困の連鎖を断ち切り、子どもたちの未来を開いていく必要があります。
参考:厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
物価上昇による追い打ちにも…暑さ寒さや空腹に耐える子どもたち

近年は、円安や原料高に伴う物価高騰により、困窮家庭の生活はかつてないほどの苦境に置かれています。物価が比較的安定していた卵やモヤシですら値上げされており、日々の暮らしが楽になる気配はありません。米などの主食が買えないひとり親家庭も大幅に増えています。特に、「長い夏休み」は、ひとり親家庭にとっては悩みの種となります。給食の代わりとなる食事を用意することが難しいだけでなく、電気代の高騰でエアコンをセーブしなければならないため、子どもたちが熱中症にならないか常に不安を抱えることになります。また、「子ども時代の夏休みの思い出を作ってあげられない」という親御さんの切実な声もあります。

3.「グッドネーバーズ・ジャパン」の取り組み
グッドネーバーズ・ジャパンさんの支援は、子どもに焦点を当てた活動が中心です。日本国内では、ひとり親家庭を対象としたフードバンク事業「グッドごはん」を運営し、海外では、子どもと子どもを取り巻く生活環境の改善のための支援を行っています。その他、より多くの人たちに世界の抱える問題を伝えるべく、市民社会の国際協力への参加を促進するためのアドボカシー(政策提言)やキャンペーン、イベントにも力を入れています。
➀ 国内:子どもの貧困対策事業「グッドごはん」
国内のひとり親世帯で生活に困窮している家庭へ、生活への一助として無料の食品提供を行っています。毎月に1回、1,0000円相当の食品を配付しています。「グッドごはん」で受け取れる食品で全てをまかなうことはできませんが、この支援は家計に余裕を生みます。しっかりと食べることができれば、子どもたちの勉強への意欲も湧いてきます。また、子どもたちのお腹だけでなく、孤立しがちなひとり親家庭の親御の心も満たしてくれます。見守ってくれている人たちがいる、自分はひとりではないと感じられる、困ったときには助けを求めることができる、そう思えることは、たとえ経済的に苦しい中にあっても、また頑張ろうという励みになります。食の支援・改善は、生活の様々な面にプラスの波及効果を生み出してくれるのです。

利用者の親御さんから、「子どもに体操服を買ってあげられた」、「買うのを諦めていた子どもへの誕生日プレゼントも、なんとか買ってあげられそう」、「子どもたちにドリルや参考書を買ってあげられる」という嬉しい声もあります。
② 海外:子どもの教育・自立支援
開発途上国には、学校に行けずに、危険な職場で働いている子どもたちが大勢います。グッドネーバーズさんは、教育や医療など、途上国の子どもたちの環境改善に多角的に取り組んでいます。「貧困の連鎖」から抜け出すことができるよう、アジア・アフリカ・中南米など世界40ヵ国以上で支援活動を続けています。

教育
教育は、人が自立するために無くてはならないものであり、子どもたちにとってはその後の人生を左右する大切な要素です。子どもたちが教育を受け、地域の明るい未来を築くことができるよう、学校や図書館の建設・運営から教育者の育成・研修まで、教育の質を高めるための幅広い活動を行っています。
医療・保健
子どもだけではなく、その保護者の健康もまた、子どもの将来に影響します。グッドネーバーズさんは、子どもや地域住民を対象に健康診断やワクチン提供、医療へのアクセス改善や給食支援等を行うほか、栄養や保健教育により人々の健康に対する意識を高める活動を行っています。
水・衛生
水は命そのものです。安全な水へのアクセスは、健康被害が減るだけではなく、女性や子どもたちが「遠くまで水を汲みに行く」という重労働からの解放にも繋がります。水と衛生環境は、人々の健康と命、そして生活水準にも直結する大きな問題なのです。地域住民の健康を守るべく、グッドネーバーズさんは、安全な飲料水と生活用水の確保のための給水施設やトイレの設置、衛生教育などもを行っています。
収入向上
家庭の収入向上は、子どもの未来に直接的な影響を与えます。十分な収入があれば、子どもが働かずに学校へ行くことができます。毎日、家族が十分な食事を取ることができます。グッドネーバーズさんは、保護者や若者を対象に、農業研修、コンピューター、英語、裁縫技術などの技能訓練を通した人材育成に取り組んでいます。また、マイクロファイナンス(少額低金利融資)による事業創出・拡大の支援も行っています。
4. 私たちにできること
グッドネーバーズさんの活動資金の約4割は、個人の支援者さんからの寄付によって支えられています。皆様が取り組みやすい形で、ご助力頂ければと思います。

国内子どもスポンサー
ひとり親家庭の毎日の生活や食事を支え続けるために、継続的なご支援が必要です。「国内こどもスポンサー」は、継続的な寄付によって応援して頂くパートナー制度です。月1,000円から金額を指定することができます。また、継続的に支援している方を対象に、四半期に一度、ニュースレター「国内事業NEWS」が送られます。
海外子どもスポンサー
途上国の子どもの成長を「こころ」と「身体」の両面から見守る支援プログラムです。複数の子どもたちの成長を見守る「みんなの成長を見守るコース」、ひとりの子どもの成長をじっくりと一対一で見守る「ひとりの成長を見守るコース」の2つがあります。後者は、子どもの成長を見守る、もう一人の親になり、手紙や写真で交流することもできます。
5. 結び
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
子どもは、国と社会の未来を担う大切な存在です。子どもたちが、どのような環境で育ち、どのような教育を受け、どのように成長するかで、世界の在り方が変わります。しかし、開発途上国にも日本にも、貧困に苦しむ子どもたちが大勢います。子どもたちのために、私たち大人ができることは、子どもたちが健やかに育つ環境を作り、日々の成長を見守ることです。「何かしたい、と思ったら」、それはあなたの心が動いた瞬間です。どのような形でも構いません。「ちゃんとご飯が食べたい」という子どもたちの切なる願いを叶えるために、貧しさに苦しむ子どもたちを1人でも多く救うために、ほんの少しだけ、皆様のお力をお貸しください。
自分に優しく、人に優しく。自分貢献から他者貢献、そして、社会貢献へ。それが回りまわって、皆様自身や家族にとって優しい社会になるのだと、私は信じています。
