食と健康

人と地球に優しいキッチンブランド「GREEN PAN」!調理器具にもエシカルな選択を!

otobokezizou

 皆様、こんにちは。

 私たちの身体は、私たちの食べたものからできています。最近は健康を意識して、普段の食事に気を遣う人たちが増えています。料理をする人であれば、食材の1つひとつにまで関心を向けている方も多いかと思います。しかし、「調理器具」については如何でしょう。調理器具にまで意識を向ける方は意外に少ないのではないでしょうか?安心な食材と同様に、安心な調理器具にもこだわって頂いたい。そして、健康だけでなく、環境にも配慮したエシカルな選択をして欲しい。今回は、そんな想いから生まれたベルギー発のキッチンブランド「GREEN PAN」について、お話ししたいと思います。この記事を読んでくださった皆様が、エシカルな調理器具に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。

 調理器具の環境配慮に注目し、2007年にベルギーで誕生した革新的なブランドです。業界で多く使用されているフッ素樹脂を一切使わないセラミック・ノンスティックコーティング「Thermolon(サーモロン)」を施したフライパンや鍋を製造・販売しています。砂と同じミネラル成分を主原料に作られており、安心安全かつ耐摩耗性にも優れた調理器具として、世界100カ国以上で愛されています。

おとぼけ地蔵
おとぼけ地蔵

ステンレス製や鉄製も良いですが、食材がくっつきやすく使い難しいのが悩ましいところ。GREEN PANは、そういった「使いやすさ」にも配慮されており、調理器具としてのデザイン性にも優れています。

目の白いとり
目の白いとり

最近では、ソーシャルプロダクツ・アワード2022「ソーシャルプロダクツ賞」にも受賞したよ。

参考:GREEN PAN「ホームページ」

2. フッ素樹脂コーティングとPFAS規制

 フライパンをくっつきにくくする「ノンスティックコーティング」が用いられ始めたのは1960年頃。中でも、フッ素樹脂コーティングは、撥水・撥油性に優れ、食材や汚れがつきにくく、更には耐熱性や耐寒性もあることから、現在まで幅広く使用されてきました。しかし、利便性の高いフライパンとして人気が集まる一方で、過熱により有毒物質を放出するという潜在的な懸念がありました。

加えて、環境面での懸念もあります。フッ素樹脂を含む有機フッ素化合物PFASは、自然分解されにくく、環境残留性が高い物質として、欧州では「永遠の化学物質」と呼ばれています。2023年2月、デンマーク・ドイツ・オランダ・ノルウェー・スウェーデンでは、PFASの使用を規制する提案が公表されました。これを受け、アメリカのPFAS製造業者も、2025年末までに製造中止を発表しています。そして、日本でも「PFASに対する総合戦略専門家会議」が立ち上がるなど、各国からの注目が高まっています。

参考:環境省「PFASに関する今後の対応の方向性を踏まえた対応状況について(2024年8月)」

3.「GREEN PAN」を推す4つポイント!

 GREEN PANが販売する調理器具は、PFASなどの化学物質をコーティングに用いる従来品とは一線を画しています。

Point 1:原始的なミネラルが主成分

 GREEN PANのフライパンや鍋は、砂由来のセラミック・ノンスティック層であるThermolon(サーモロン)でコーティングされています。製造工程においても、PFASはもちろん、有害物質と特定されている鉛やカドミウムといった重金属も一切使用されていません。健康面でも、環境面でも安心して使うことができます。

Point 2:有毒ガスを排出しない高温耐性

 ガスコンロには、わずか3分間でどのような調理器具も過熱させてしまう強力なものもあります。従来のフッ素樹脂加工の多くは、この過熱によって有毒ガスが発生するリスクがあります。一方、Thermolon(サーモロン)は、最大450℃までの高熱耐性があり、誤ってフライパンや鍋を過熱してしまっても、気泡ができたり有毒ガスが生じたりする心配はありません。また、過熱による捲れや剥がれなども起こりにくいため、捨てることなく長く使えるのも利点の1つです。

Point 3:優れた熱伝導性

 Thermolon(サーモロン)は熱伝導性に非常に優れており、低い温度設定で十分調理できます。つまり、GREEN PANのフライパンや鍋なら、省エネで調理することができます。また、熱は素早く均一に伝わるため、料理をムラなく美味しく仕上げることもできます。

Point 4:ブランドに恥じないエコ意識

 地球環境保護に配慮し、GREEN PANの製造工程においても、次のようなサステナビリティ活動が積極的に推進されています。その結果、例えば、Thermolon(サーモロン)コーティング生成の硬化プロセスでは、従来コーティングに比べて、CO2排出が60%削減されています。

  • 工場屋根に太陽光パネルを設置。(使用電力の約25% をカバー)
  • 工場内に排水処理プラントを設置。(約85%を工場内で再利用)
  • 電力削減のための空気圧縮機を設置。(883,000kWhのエネルギーを削減)
おとぼけ地蔵
おとぼけ地蔵

中国の製造工場では、国際的な検査・認証機関SGSの「サプライヤープログラム」に同国で初めて合格し、アワードを受賞されています。

= 第五世代 =

 2007年から技術を研鑽してきたGREEN PANは、現在、第五段階目の進化を迎えています。ノンスティックの耐久性が更に高まっており、コーティングがより長持ちします。これまでで最高のセラミック・ノンスティックに仕上がっています。

参考:PR TIMES「認知度35%!エシカル消費者の約7割が知らない「環境と健康に優しい調理器具」とは?」

4. 結び

 ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

 持続可能な開発目標(SDGs)が意識される近年では、製品やサービスの背景にまで関心を向け、人や環境を傷つけないエシカルな選択をする人たちが増えています。食べ物であればオーガニックのものを選んだり、服であればスローファッションを選んだり、電気であれば再生可能エネルギー由来のものを選ぶ、などなど。ただ、エシカルな選択が広がる中でも、当たり前になりすぎてなかなか意識が届かない部分もあります。調理器具は、その最たるものではないでしょうか。「GREEN PAN」は、人と地球に優しく、デザイン性にも優れたキッチンブランドです。次の買い替えの際、エシカルな選択肢の1つとして選んで貰えたら嬉しいです。皆様が、長く使えるお気に入りの一品に出会えることを願っています。

自分に優しく、人に優しく。自分貢献から他者貢献、そして、社会貢献へ。それが回りまわって、皆様自身や家族にとって優しい社会になるのだと、私は信じています。

ABOUT ME
おとぼけ地蔵
おとぼけ地蔵
エンジニア / 副業ブロガー
ご覧くださり、ありがとうございます。 1988年九州生まれのエンジニアです。 現在は大阪在住。半導体業界で働かせて頂いております。バリバリの理系ではありますが、少しだけ経営学も嗜んでおります。 和のテイストが大好きです。また、健康や心の平穏に重きを置いており、身の丈に合った慎ましい生活を心掛けております。
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