空を飛ぶ夢を叶えよう。たった1回の「スカイダイビング」が、私たちの人生観を変えてくれる。

皆様、こんにちは。
一生に一度は空を飛んでみたい、そう思ったことはありませんか?効率化や安定が正義のように語られる現代社会では、空を飛ぶことは危ない、時間の無駄だ、意味がないと思われるかもしれません。しかし、人生のバケットリスト(生きているうちにやっておきたいこと)を作るとき、多くの方が「スカイダイビング」を挙げます。それは、空を飛ぶ体験が、自分の限界を超える挑戦であり、人生観を変えるほどのインパクトを持っているからに他なりません。
そこで今回は、私も体験させて頂いた「スカイダイビング」の魅力についてお話ししたいと思います。この記事を読んでくださった皆様の中に、ぼんやりとした退屈さを感じている方がいらっしゃいましたら、是非、大空への一歩を踏み出してみてください。きっとそれが、皆様の人生に彩りを与えてくれる体験の1つとなるはずです。

1-1. モノよりも、思い出を。
物質的な豊かさに溢れる現代では、モノではなく「体験」に価値を見い出す傾向が高まっており、特に、所有欲の低い若者世代で顕著です。実際、モノを買ったときの満足感は、その瞬間をピークに徐々に薄れていきますが、旅行やイベント、アクティビティ、リスキリングなどの体験から得られた感動は、その後も継続的な幸福や満足感をもたらしてくれることが多くの研究で明らかになっています。海外旅行であれば、異文化に触れることで視野が広がり、新しい価値観が身に付きます。ライブイベントであれば、アーティストや観客との一体感を味わうことができます。地域コミュニティへの参加やボランティア活動であれば、人や社会とのつながりを感じることができます。たとえ、それらが予想外のトラブルに見舞われたものであったしても、後で振返ってみれば、きっと「良い思い出だった」と感じることでしょう。
1-2. 画面越しに見る景色よりも、五感で味わう体験を。
SNSは、私たちの日常生活に広く深く浸透しています。スマホの画面を覗けば、誰かが訪れた美しい風景の写真や、誰かが挑んだ新しいアクティビティの動画が次々と流れてきます。これらの投稿を見るだけで、コスパのいい疑似体験をすることはできます。しかし、画面越しに見る景色と、自分の五感を使って味わう体験とでは、得られるものがまるで違います。視覚以外の香りや音、肌に触れる空気感など、実際に足を運び、自ら体験することではじめて、本当の魅力を感じ取ることができるのです。五感で味わったリアルな体験だからこそ、私たちは心から感動し、思い出となって記憶に深く刻まれるのです。


行ってみたい場所や挑戦してみたい体験を見つけたら、スマホを置いて外に出ること、行動してみることが大事なのです。
2. 空を飛ぶという究極の体験 -スカイダイビング
雲の上まで上昇していくときのドキドキ感、一歩を踏み出すときの緊張感、大空を舞うときの浮遊感、そして、無事に地上に降りたときに感じる大地の安心感。スカイダイビングは、たった1回の、わずか数分間の体験で、実に様々な感動を味わうことできます。
Point 1: 恐怖を超えた先にある達成感
私たち人は、「落下」に対して本能的に恐怖を感じます。だからこそ、自由落下(フリーフォール)を経験した後の達成感は計り知れません。スカイダイビングへの挑戦は、自らの意思で逆境に立ち向かう勇気と、恐怖を乗り越える力を育むことができます。それらがあれば、仕事や人間関係で壁にぶつかったときも、「自分ならこれくらい乗り越えられる!」と思えるようになるはずです。スカイダイビングをきっかけに新たな挑戦を始める人も少なくありません。


イメージトレーニングはしていましたが、(富士山とほぼ同じ)高度3,500mから飛び出すときは、やはり覚悟がいりました。
Point 2: 意外に安全
スカイダイビングと聞くと、「怖そう」「危険では?」といったイメージを抱くかもしれません。しかし、実際には非常に安全に設計されたアクティビティです。全米パラシュート協会(USPA)の報告によると、2023年におけるスカイダイビングの死亡率は10万回のジャンプあたり0.27件で、これは同年の日本における自動車事故の死亡率より低い確率です。また、私たちが一般的に体験するのは、ベテランのインストラクターさんとペアを組む「タンデムスカイダイビング」になりますので、特別なスキルやトレーニングは必要ありません。強いて言えば、当日の心と体のコンディションを整えておくくらいです。


私がお世話になったインストラクターさんは1万回以上も飛ばれていました。私たちが飛ぶ1回で事故が起こる確率は限りなく低いのです。
Point 3: 国内スポットもオススメ
日本国内でスカイダイビングを体験できるのは以下の6箇所で、体験費用は1回あたり5〜8万円が相場となっています(2025年4月時点)。海外と比べると少し高めの設定ですが、円安が進む現在では、国内外であまり大きな価格差はありません。寧ろ、海外への渡航費の方が高くつく場合もあります。また、例によって、日本は、海外よりも厳格な安全基準を設けています。安全を買うと思えば、決して高くはないでしょう。
- 【北海道 余 市】 スカイダイブ北海道
- 【北海道 美唄市】 北海道スカイダイビングクラブ
- 【栃木県 栃木市】 スカイダイブ藤岡
- 【埼玉県 比企郡】 東京スカイダイビングクラブ
- 【三重県 渡会郡】 伊勢志摩スカイダイビングクラブ
- 【兵庫県 豊岡市】 スカイダイビング関西

西日本ですと、スカイダイビング関西が唯一のスポットになります。1月以外、いつでも利用できるため、飛べるチャンスは多めです。私もこちらを利用させて頂きました。
3. 結び
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
モノは時間とともに古くなりますが、自ら体験した記憶は色あせることなく心に残り続けます。小さな一歩を踏み出すことで、新たな発見や感動が生まれます。その思い出こそが、私たちの人生を豊かにしてくれる財産となります。自分のペースで構いません。いつか人生の最期を迎えるとき、良い人生だったと心から思えるように、皆様のバケットリストにある「やってみたいこと」には迷わず挑戦してみてください。後回しにすることなく、そのための時間とお金を惜しまないでください。
自分に優しく、人に優しく。自分貢献から他者貢献、そして、社会貢献へ。それが回りまわって、皆様自身や家族にとって優しい社会になるのだと、私は信じています。